一級建築士学科試験|問題集の使い方で9割決まる【ストレート合格者が解説】

一級建築士試験

こんにちは、一級建築士け~です。

今回は、一級建築士の学科試験対策として問題集の使い方について解説していきます。

一級建築士の学科試験に向けて、問題集は必ず使用すると思います。

・問題集は何周もしているのに点数が伸びない
・見たことがある問題なのに、なぜか解けない
・なんとなく正解している問題が多い

こういった状態に心当たりはありませんか?
もし心当たりがあるなら、その問題集の使い方、ズレているかもしれません。

問題集は「解くためのもの」ではなく、自分の弱点をあぶり出すためのツールです。

この記事では、実際に一級建築士にストレート合格した経験をもとに、
学科試験を突破するための“効果的な問題集の使い方”を解説します。

この記事を書いている人

・地方大学卒→ハウスメーカー就職
・現場監督として働きながら一級建築士に一発合格
・その後ゼネコンへ転職
・一級建築士以外に宅建やインテリアコーディネーターなども一発合格

実体験をもとに、資格試験のリアルを発信しています。

問題集は弱点あぶり出しツールである

問題集の役割を勘違いしてしまうと、なかなか点数が伸びません。

問題集は自身の弱点あぶり出しツールです。

つまり、問題集は「自分の分からない部分を見つける」ために取り組むものだということです。
問題を解くという行為はあくまで、「自分のできる・できないを判別するための手段」であり、問題を解くこと自体が目的ではありません。

ここを履き違えてしまうとどれだけ時間をかけても点数が伸び悩んでしまうので、肝に銘じてください。

マーキングして理解度を可視化する

ここから具体的な取り組み方について解説していきますが、1つ注意点があります。

ここからのやり方は長期記憶として定着しているかを判別するやり方です。
そのため、テキストで学習した直後などにやってしまうと「◯がついているのに1ヶ月後には忘れてしまっている」ということが起こるおそれがあります。
学習を終えたばかりの範囲でやるのではなく、時間をおいてから記憶に定着しているかを判別するのに利用すると良いと思います。
例えば、模試の前に過去の範囲を復習する時などは絶好のチャンスだと思います。

以上の注意点を踏まえたうえで取り組んでください。

大問にマーキングをする

まず最初にやってほしいのは、全ての問題に対して「理解度別にマーキングすること」です。

問題を解いたら、まず大問(問題 〇〇)に対して以下の要領でマーキングをしていきます。

・◯:全ての選択肢を理解して解けた
・△:一部理解していない選択肢や内容があるが、正解できた
・✕:間違えた

僕は◯、△、✕でやっていましたが、ここは個人の好みで分かりやすいやり方でOKだと思います。
※構造力学などの計算問題については基本的に◯ or ✕になると思います。

ここで一番大事なのは△(一部理解していない選択肢や内容がある状態)です。
◯の場合は全て分かっているので良いでしょう。
✕もまたいずれ解き直すので良いと思います。

問題は△です。
いわゆる「なんとなく解けてしまった」「正解の選択肢だけたまたま分かった」という状態です。
仮に◯と✕だけで分けると◯になってしまうわけですが、もし◯にしてしまった場合、おそらくいずれ解き直す際に◯だからと飛ばしてしまいますよね。

これがヤバいんです。
分からない選択肢があるにも関わらずそれが放置されてしまうというわけです。
そうするとその選択肢は模試などで出てこない限り復習しないでしょう。
そしてそのまま本試験で出題されて

見たことはあるけど分からない

という最悪の事態になりかねません。
なので、上記3段階でマーキングしてください。

※3段階以上でもOKです。とにかく、後日見直したときに分からない内容があったということが判別できるようにしてください。

なお、△と✕についてはいずれ何度もマーキングを繰り返すことになるので、何個も描けるようにスペースに注意してください。

選択肢ごとにマーキングをする

さらに一歩踏み込みます。

大問に△と✕がついた問題については

選択肢ごとに理解できているか

を確認してマーキングしていきます。

特に、誤りの選択肢についてはどこがどう違うのかを説明できるようにしてください。
そうすれば、その選択肢の改題にも十分に対応できるはずです。

このマーキングのやり方については、大問と同じように◯、△、✕でもOKですし、✕だけでもOKです。
正誤は判断できるけど正しい内容が分からない場合は△、正誤が全く判別できない場合は✕などでも良いと思います。

とにかく、どの選択肢を理解しているのかが可視化できるようにしてください。

問題集を繰り返し解く

ここまで来ればあとはひたすら上記の要領で問題集を繰り返し解き直します。

ただし、問題集を繰り返し解くうえで意識してほしい重要な要素があります。

それは、

◯をつけた問題や選択肢は解かない

ということです。

理由はシンプルで時間の無駄になってしまうからです。
すでに◯になっているのですから、その内容はもう理解しているということです。
分かる問題を解いても知識は増えませんので、勉強になりません。

試験勉強は時間との戦いです。
本試験まで時間が限られている中で、効率よく進めなければライバルに遅れを取ってしまいます。
◯のついている問題はとばすか、読み流す程度にし、△ or ✕の問題を解くことに集中しましょう。
これが、最初の項目で延べた問題集は弱点あぶり出しツールだということにつながります。

問題集は2周目、3周目も1周目と同様にしっかりマーキングをしながら解いていきます。

・1周目 → 全問題にマーキングをする
・2周目 → △と✕のみを解く
・3周目 → 2周目で△と✕の問題のみ解く
・4周目 → ・・・

最初の1周目は時間がかかりますが、2周目以降は分からない問題のみを解いていけば良いので1周にかかる時間は短くなっていきます。
上記のように繰り返し問題集を解き、最終的に全ての選択肢が◯になり理解できる状態を目指します。

ここまで持っていければ合格はかなり近い、というかもう合格ラインに達しているはずです。
仮に過去問10年分をこのやり方で全て◯という状態にすれば、全科目合計で延べ5000肢の正誤を判別できるということになります。最強です。
ただ、やはり時間はかかってしまうので、5月中には全科目の問題集の1周目を終わらせたいところですね(過去問10年分を想定)。
通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を上手に活用しましょう!

まとめ

・問題集は「解くもの」ではなく「弱点を見つけるもの」=弱点あぶり出しツール
・問題ごと→選択肢ごと に理解度を可視化する
・分かる問題は解かなくてOK! 分からない問題に集中する

このやり方を徹底して問題集を完璧に仕上げれば、合格はもう目の前です!合格を掴み取りましょう!

(補足)苦手分野からは逃げない

勉強を進めていくと、自分の苦手な分野が必ず出てきます。
この苦手分野からは絶対に逃げないで立ち向かってください。

「苦手なところは捨てて得意分野でカバーすればいい」と考える方もいると思います。
ですが、この考え方は本当に危険なのでやめてください。
僕も最初はこの考え方でやっていましたが、5月の模試で撃沈してやめました。
僕の場合は模試で気付かされたので良かったですが、これが本試験だったら取り返しがつかないです。

苦手分野をそのままにしておくと、科目足切りに引っかかってしまったり、得意分野の点数が思ったより伸びなかった際にリカバリーができなくなってしまいます。

苦手分野を得意にしろ、とまでは言いません。ですが、「苦手分野も過去問レベルなら戦える」というレベルまでは頑張って持っていきましょう。

特に、構造力学は捨てる人もいるようですが、理解していれば本試験で確実に得点できる分野です。
他の文章問題は新規問題が多く出題される中、構造力学は基本的には理屈を理解していれば解けます。
点数のムラが出にくく安定した得点源になる分野ですから、苦手な方も頑張って立ち向かいましょう!

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